親がタバコをやめてくれない。匂いも健康も気になるけど、どう伝えたらいい?
「お父さん、まだタバコ吸ってるの?」
帰省のたびに漂うタバコの匂いに、胸の奥がざわつく。
玄関の外で吸ってくれていても、服に染みついた匂いがつらい。
体のことが心配で「やめてほしい」と言いたいのに、口を開けば「また説教か」と返されてしまう。
——親のタバコ問題は、「心配」と「嫌悪」のあいだにある感情。どちらも本音だからこそ、どう扱えばいいのか迷うものです。
親のタバコが気になるのは「心配」と「嫌悪」が混ざっているから

親の健康を思う気持ちはまぎれもなく 愛情 です。
けれど同時に、「匂いが苦手」「近くにいると頭が痛くなる」という 嫌悪 も存在します。
心配なのに、嫌いになりそう。
優しくしたいのに、顔を合わせるのが苦痛。
その矛盾がつらくて、「どうにかしてやめさせたい」と思う。
でも、それを伝えると「うるさい」「大丈夫」とはね返される。
どっちの気持ちも、本当なんですよ。
そう思えたら、少し楽になる…かなあ?
親のタバコにイライラするのは、嫌いだからではなく、長く生きてほしいという願いの裏返し。
それでも、伝え方ひとつで関係がギクシャクするのが難しいところです。
親のタバコに「やめて」と言っても届かない理由

「タバコやめてよ」は、親世代には命令に聞こえます。
とくに年齢を重ねた親ほど、「自分の生き方に口出しされた」と感じやすい。
たとえ心配から出た言葉でも、「管理された」と受け止められてしまうのです。
もう一つの理由は、親にとって“タバコは日常の一部”であること。
若い頃からの習慣や、仕事や人間関係の中で身についたストレス解消法。
「今さら変えられない」という無力感を、プライドで隠している人も少なくありません。
否定されると、人は意地になるんですよ
たしかに、「やめろ」って言われたら、私だって反発しそう。
つまり、「やめて」は伝える側が思うほど、相手には届きません。
心配している という本意が伝わる前に、 責められた と感じてしまうからだと思います。
親のタバコには「お願い」ではなく「共有」で向き合う

「やめて」ではなく、「気になる」を伝えてみる。
命令ではなく共有に変えるだけで、受け止め方は大きく変わります。
たとえばこんな言い方があります。
「お父さんの匂いを嗅ぐと、懐かしくて安心するけど、最近ちょっと咳が出やすくて…」
「お母さんが元気でいてくれたら嬉しいから、タバコだけ少し控えてもらえると安心する」
…は?
わかりますけど…
正直、めんどくさくてやってられない…!
まぁ、そうなんだけどね
直接的に「やめて」と言わずに、「自分の体の反応」や「願い」を主語にする。
それは、相手の自由を奪わずに「気にしているよ」と伝えるやり方です。
“変えて”より“気づいて”のほうが、やさしく届くんですよ
はぁ…言葉の選び方で、関係が変わるんですね。
親のタバコとの距離は、「やめさせる」より「距離を整える」でいい

どうしてもやめてもらえないときは、
「関わり方の距離」を変えるという選択肢もあります。
- 実家ではなく外で会う、短時間で会うなど、会い方を変える
- 帰省時は「換気タイム」をお願いする
- 訪問時に「この部屋だけでも空気をきれいにしたい」と伝える。
- 電話やオンラインでのやりとりに切り替える
無理に相手を変えようとしなくても、
自分を守る工夫 でラクになれることがあります。
やめてもらえない時も、“あきらめる”と“受け入れる”は違います。
あぁなるほど。
「もう無理」じゃなくて
「ここまでなら大丈夫」を決める感じなのね。
怒りの奥には、「もっと長生きしてほしい」という願いがある。
だからこそ、その気持ちを押し殺すよりも、
できる範囲での関わり方 を見つけた方が、心はやわらぎます。
まとめ|親のタバコがやめられない時は「愛情の形」を変えてみよう

親のタバコにイライラするのは、
単ににおいが嫌だからだけではなく、
「大切な人が自分を粗末にしているようで悲しい」から。
その思いを伝えるときは、
「変えて」ではなく「心配している」から始めると、やさしく届きます。
そして、どうにもならない時は「距離を整える」。
近づきすぎず、離れすぎず。
親のペースも、自分の気持ちも尊重するバランスを探していければ、
関係はゆるやかに保てるのではないでしょうか。
「やめてよ」と言えないあなたも、弱いのではありません。
ちゃんと“つながり”を大切にしているからこそ、言葉を選んでいるのだと思います。
腹が立つって、それだけ想ってるってこと。
怒りの奥をのぞいてみたら、きっと「伝えたい」がちゃんと生きているはずだよ。
