取次屋について
わけ美|となりの取次屋
からまりをほどいて、次の一手へ。
人と人、人とデジタル、話す人と聞く人のあいだに入る「取次屋」です。
現在は、講座やコミュニティ、イベントなど、人と関わる仕事をしている事業主さんを中心にサポートしています。
仕事や活動を続けていると、サービスそのものではないところで、手が止まることがあります。
参加者への返事を、どう伝えたらいいか迷う。
運営側とメンバーの受け取り方が食い違っている。
申込フォームや決済、Zoomの設定で止まっている。
イベント開催までの段取りが、頭の中でからまっている。
誰かに頼みたいけれど、何を頼めばいいのか分からない。
そんな、まだ依頼内容としてまとまっていない「ちょっと困った」を、ひとまずお預かりします。
お話を聞きながら、
- 何が起きているのか
- どこで止まっているのか
- 誰と誰のあいだがつながっていないのか
- 次に何をすれば動きそうか
を一緒に整理します。
必要に応じて、人への連絡や説明、デジタル操作、イベントの準備・進行、ライブや対談の聞き役など、その先の実務にも入ります。
家族のために生まれた「取次屋」
取次屋の原点は、家族や身近な人とのあいだに入ることでした。
下町育ちの父の影響で、
「人はみんな、誰かに支えられて生きている。迷惑をかけ合って当たり前。お隣さんに醤油を借りるくらいの気軽さで分け合えば、楽になる」
という感覚の中で育ちました。そのためか、自然とおせっかい気質に。
一方で、教育熱心で厳しい祖母の昭和的な価値観に反発した経験から、「他人の押しつけや常識に苦しまなくていい世界」を望むようになりました。
大学では、大阪芸術大学放送学科へ。
ちょっとの奇行や少しの常識外れも否定せず、面白がって受け入れる自由な環境に触れ、その価値観が自分の中に定着しました。
20代後半には、親からの結婚プレッシャーに耐えきれず、当てもなく上京。見よう見まねでウェディング司会を始め、さまざまな事情を乗り越えて結ばれた夫婦や、いろいろな家族の形に触れました。
5万件以上の「困った」を受けるなかで
2008年、大手広告会社のヘルプデスクの仕事に就きました。
当時は、システムやITの知識がほとんどありませんでした。それでも、デジタルが苦手な人の気持ちが分かるからこそ、分からない人を置いていかず、相手の言葉を聞きながら一緒に進めることができました。
その後、ヘルプデスク、マニュアルライター、研修講師など、人の「困った」を最初に受ける仕事に20年以上携わり、受けてきた相談は5万件以上。
デジタルが苦手な人や、一筋縄ではいかない相談にも根気強く向き合ううちに、社内ではいつしか、
立てば猛獣使い
座れば変人担当
歩く姿は爆弾処理班
と呼ばれるようになりました。
数多くの問い合わせを受けるなかで気づいたのは、ヘルプデスクの仕事は、単にパソコンの操作を教えることではないということでした。
相手が何に困っているのかを聞き、言葉になっていない部分を整理し、異なる知識や価値観のあいだをつなぐ。
それは、
「異なる価値観の仲立ちをする仕事」
だったのだと思います。
家族から、仕事や活動の場へ
2024年1月、家族がお互いの価値観を受け入れ、あたたかくつながるためのコミュニケーション代行サービス「意図電話」を始めました。
そこから活動を続けるなかで、家族のあいだだけでなく、講座やコミュニティ、チームなどの仕事の場にも、同じような「からまり」があることが見えてきました。
当事者同士では言いにくい。
思いや認識が少しずつずれている。
やりたいことはあるのに、段取りやデジタルで止まっている。
主催者が、すべてをひとりで抱えている。
家族のために生まれた取次屋の役割を、今は事業主さんの仕事や活動の場へ広げています。
人と人のあいだに入る。
人とデジタルのあいだに入る。
話す人と聞く人のあいだに入る。
ひとりでは抱えにくいことを一旦受け取り、からまりをほどいて、次に進める形にする。
それが「となりの取次屋」の仕事です。
取次屋が生まれるまでの詳しい物語は、自社サイトに掲載しています。
何を頼めばいいか分からないときも
依頼内容を整理してから来ていただく必要はありません。
「何か困っている」
「このままでは進まない」
「これって、誰に頼めばいいんだろう?」
その状態のまま、お話しください。
初回の「ひとまず取次屋に相談」では、現在の状況を伺い、困りごとを切り分けて、次の一手を一緒に探します。
その場で「まず、これをやってみよう」が決まって終了でも大丈夫です。取次屋がお手伝いできることがあれば、その先のサポートをご提案します。



