義実家への帰省がつらい本当の理由。見えない気遣いバトルと夫との温度差をほどくヒント
帰省シーズンが近づくと、なんとなく気が重くなる…
そう感じる人は、きっと少なくありません。
特に「義実家 × 帰省」という組み合わせには、
独特の“しんどさ”がつきまといます。
義両親が嫌いなわけではない。
関係を悪くしたいわけでもない。
むしろ「穏やかに過ごしたい」と思っているからこそ、
気を張ってしまうーーーー。
その小さな緊張の積み重ねが、
帰省後になってどっと押し寄せる
「説明しづらい疲れ」につながっていきます。
がんばり屋さんほどつらくなるんですよ。
まずは、その“しんどさ”がどこで生まれてるのか、
そっと見ていきましょうか
義実家への帰省がつらいのは「相手を思いやるほど疲れてしまう」から
帰省は、家族イベントに見えて、実際はかなりの 気遣いの戦場 です。
夫は実家に帰った途端、スイッチが完全にOFF。
リビングでくつろぎ、親と楽しそうに話し、子ども時代に戻ったかのように自然体。
一方で妻の頭の中は、帰省の瞬間からフル稼働。
- 手土産の渡し方
- 座る位置
- お茶を出されたときの動き
- キッチンにどこまで入るのが正解か
- 片付けは手伝うべきか、遠慮するべきか
誰にも言われてないのに、 正解探しが止まらない。

義両親も決して悪気があるわけではありません。
「座っててね」「休んでいいのよ」と言いながら、
無意識のうちに“うちのやり方に合っているか”を見てしまう。
家庭・地域・世代ごとにルールが違うからこそ、
嫁としては 正解のない家事マナー迷路 に放り込まれた気分になります。
そして本音としてはーー
夫さえ間に入ってくれたら、こんなに疲れないのに。
どうして気を遣う役がいつも私なんだろう…
帰省が疲れるのは、
「気遣いが必要な家だから」ではなく、
「気遣いの基準が一致していない家に一人で飛び込んでいる」から。
夫が気づかない“義実家への帰省ストレス”
帰省でいちばん大きなストレス。
それが、 夫との温度差 です。
夫にとって帰省は
自分の実家に帰る=リラックス の構図。
さらに「親孝行できた」という爽やかな達成感まで味わっている。
しかしその“親孝行ポイント”、
裏では妻の献身によって支えられています。

- 長時間の会話に付き合う
- 義両親の雰囲気に合わせて気を張る
- 食事の手伝い
- 場を和ませる気遣い
- ときには夫の分まで返事をする
妻にとって帰省は、休みどころか フル稼働デー!!!
それなのに夫は、
妻がにこやかに動いているように見えるため気づかない。
なんで私だけフルマラソンしてる気分なんだろ!!!
悪気のない温度差ほど
じわじわ効いてくるものはないよね…
本来、帰省は
「夫婦の共同プロジェクト」 と考えるほうがうまくいくのですよね。
- 「どこまで手伝うか」
- 「どんな会話が負担か」
- 「“孫ハラ”が来たら誰が返すか」
たったこれだけでも、
事前に話しておくだけで心の負担が驚くほど減るのです。
義実家への帰省につきまとう“孫ハラ”問題

子どもがいない夫婦にとって、帰省で最も重くのしかかるのが
「孫まだ?」のひと言。
義両親に悪気があるわけではありません。
子どもを望むのが自然という価値観で生きてきたから、
その当たり前がそのまま口に出てしまうだけ。
でも、だからこそ傷つく。
「子どもがいると家が明るくなるのよ」
「次に帰省するときは、お腹大きかったりして?」
他人が言ったら完全アウトな発言も、
親だから、の一言で許されてしまう。
でも嫁側の本音は、とてもシンプルです。
胸がぎゅっと痛むから、やめてください。
“孫ハラ”は、ただのひと言ではなく、
義両親と私たちの価値観のズレがそのまま表面化したもの。
だから、嫁が一人で受け止めるには負担が大きすぎるのです。
帰省を“夫婦別々”にする選択肢もある
近年増えている、
セパレート帰省=夫婦別々で帰省するという選択。
「冷たい」「非常識」という声もありますが、
実はその逆で、
お互いの親孝行の形を尊重する方法 でもあります。

義実家が苦手なら、無理に合わせなくていい。
帰省を“参加か不参加か”の二択にせず、
もっとグラデーションで選んでいい。
夫は夫のペースで帰省し、
妻は関係を乱さない範囲で距離を調整する。
これだけで、帰省疲れの半分以上が和らぎます。
義実家への帰省を軽くする“別行動”という小さな工夫
実家に泊まらず、近くのホテルに泊まるだけで、
嫁のメンタルは大きく回復します。

本当にありがたいのは、義両親から
「無理せず、二人のペースで過ごしてきていいのよ」と言われること。
その言葉があるだけで、嫁の心はずいぶん軽くなります。
でも、それが難しい家庭もあるので、
“距離の工夫”はもっと小さくていい。
- 夕食だけ参加してホテルに戻る
- 朝は別で行動する
- 一人になれる場所をつくる
帰省と宿泊はセットで考えなくていいんです。
もっと自由に、もっと身軽に。
義実家への帰省を“自分に優しいもの”へ変えていくために

大事なのは、帰省を義務ではなく、
家族交流のための 夫婦の共同プロジェクト にすること。
- 全部に合わせなくていい
- 全部を我慢しなくていい
- 関係を続けたいからこそ距離を整えていい
その視点があるだけで
しんどいイベントだった帰省が、
自分のペースで整えられる時間へと変わっていきます。
がんばる日も、がんばらない日もあっていいんですよ。
そのゆるさが、家族の関係を長く続けてくれるはずです。
