帰省前に心の準備を。親に会う前に決めておきたい3つのこと

昭和のテレビ
wakemi

帰省が近づくと、なんとなく気が重くなる。
まだ何も起きていないのに、予定を考えただけでため息が出る——
そんな経験はありませんか。

親が嫌いなわけではない。
できれば穏やかに過ごしたい。
なのに、なぜか帰省のたびに心がすり減ってしまう。

その疲れは、あなたの性質ではなく、気を配ってきた結果です。
帰省という場面が無意識に「気を遣う役割」を発動させてしまうからです。

スイッチ
モヤコロ
モヤコロ

がんばろうとしてる自覚がなくても
体のほうが先に“気を張るモード”に入っちゃうんだよね


この記事では、帰省を少し楽にするために
会う前に決めておきたい3つのことを整理していきます。

帰省がつらくなる理由は、あなたが気を遣える人だから

帰省がしんどくなる人には、ある共通点があります。
それは

「場を荒らしたくない」
「親を傷つけたくない」

と、自然に考えられる人だということ。

普段は仕事や生活を回しながら
自分の時間も大切にしている。
それでも、親のことはどこかで気にかかっている。

そんな人ほど、帰省が近づくと
「心配かけないようにしよう」
「空気を悪くしないようにしよう」
と無意識にスイッチが入ります。

この「ちゃんとした役割」が
帰省を、イベントではなく気力を消耗する時間に変えてしまうのです。

リモコンを持つ手
ちさと
ちさと

別に何か頼まれてるわけじゃないのに、
帰省ってだけで、もう疲れる準備してる自分がいる…

それ、気づいてないだけで“役割”が立ち上がってるサインだよ

モヤコロ
モヤコロ

帰省で親の言葉を重く感じるのは、愛情の形がそのまま届かないから

「心配して言ってるのよ」
「あなたのためを思って」

親の言葉には、確かに愛情が込められていることが多い。
でも、その形がそのまま受け取れるとは限りません

仕事のこと、結婚のこと、将来のこと。

心配という名の言葉が
・距離を詰められたように感じたり
・評価されているように感じたり
・自分の選択を否定されたように感じたりすることもあります。

ここで大切なのは、
受け取れなかった=親を否定している、ではないということ。

言葉には、ときどき翻訳が必要な場面があるだけなのだと思います。

糸電話
モヤコロ
モヤコロ

そのまま受け取れなかったからって
愛情を否定したことにはならないからね

帰省前に決めておきたいこと①引き受ける役割を少しだけ決める

帰省すると、つい
「全部聞く人」
「全部受け止める人」
になっていませんか。

でも、その役割を毎回フルで引き受ける必要はありません

ビデオデッキ

たとえば

  • 今日はここまでは聞く
  • この話題は受け流す
  • 疲れたら距離を取る

そんなふうに、自分の役割を少しだけ決めておくだけで、心の消耗は変わります。

“少しだけ”でいいって言われると、なんかホッとする…

ちさと
ちさと
モヤコロ
モヤコロ

全部やらない勇気も、ちゃんと関係を守る選択だよ


「がっつり向き合わない」という選択も
関係を続けるための大切な工夫です。

帰省前に決めておきたいこと②話さないと決めてもいい話題を持つ

スーツケースと女性

帰省前に、あらかじめ決めておいてもいいことがあります。
それは「今日は話さない話題」です。

たとえば

  • 結婚やパートナーのこと
  • 仕事の将来
  • 子ども・孫の話
  • 老後や同居の話

話さないと決めることは、逃げではありません。
心を守るための設計です。

触れない話題を決めておくことで、
それ以外の時間を、穏やかに過ごせる余白が生まれます。

帰省前に決めておきたいこと③自分は本当はどうしたいかを知る

おせち

帰省のたびに、
我慢するか、ぶつかるか——
そんな二択に追い込まれているように感じる人も多いかもしれません。

でも本当は
距離の取り方にも、関わり方にも、もっと選択肢があります

その選択肢を選ぶために必要なのは、
「私は本当はどうしたい?」を知ること。

親のこと考える前に
自分の気持ち聞いてなかったかも…

ちさと
ちさと
モヤコロ
モヤコロ

そこに気づけただけでもう
一歩進んでるよ

親をどうするか、の前に
自分の本音を把握する。

それだけで、帰省の景色は少し変わります。

もし、帰省のたびに同じ疲れを感じているなら、
まずは自分の反応のクセや、本音を知るところから始めてみてもいいのかもしれません。

ちゃぶだい
モヤコロ
モヤコロ

答えを出さなくてもいい。
ただ“自分はどうしたいか”を、横に置いておくだけでいいんだ


——となりの取次屋は、
そんな「気持ちの整理」や「翻訳の余白」を大切にしています。

ちょっと便利なツールをおすそ分け

取次屋の飛び道具

しみつき親子グセ診断

親の言葉に、なぜかどっと疲れる人へ。
ずっと「自分の性格」だと思っていた行動は
親子関係で身についた【反応のクセ】かもしれません。

取次屋が使っている整理用のツールを
少しだけ、おすそ分けします。

距離を保ちながら、つながる選択肢を。

わけ美
わけ美
家族をつなぐ取次屋
Profile
対話に“疲れ”や“もどかしさ”を抱えるご家族のコミュニーケーション代行をしています。 大阪芸術大学放送学科卒。司会、ヘルプデスク歴15年ほど。好きなものは、舞台鑑賞と着物と豚汁。
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