収入逆転で夫婦関係が悪化?すれ違いの原因と、私が気づいた「やっちまいがち反応」

着物女性の後ろ姿
wakemi

見飽きた書き出しですが…

この話を書くかどうか、正直ちょっと迷いました。
プライベートなことでもあるし、
夫婦のこと、家族のこと、
どこまで書いていいのか分からなかったからです。

モヤコロ
モヤコロ

マジで5万回くらい見てきた冒頭だね。

うん。でも、ひょっとしたら
私と同じような人がいるかも?って思ったんだよ。

わけ美
わけ美

誰かを悪者にしたいわけじゃないし、
白黒つけたいわけでもありません。

ただ、あのとき何が起きていたのか。

根っこにあったものや、
すれ違いが生まれていく仕組み、その流れを

今だからこそ、少し引いた場所から
一緒に眺められたら。

それだけで、
ちょっと楽になる人もいるかもしれない。

そう思って、書いてみることにしました。

これは
私たち夫婦が一番すれ違っていた頃の話と、
私が 夫相手だとなぜかやっちゃう
「やらかし」に気づくまでのいきさつです。

コロナ禍で、家庭の空気が変わった

コロナ禍で、夫の収入が大きく減りました。
一方で私の仕事は忙しくなり、
結果的に私の収入の方が多くなりました。

それまで
家計の中心はどちらかといえば夫で、
私はそれを支える側、という感覚が
どこかにありました。

だからこの逆転は、
金額以上に
役割やバランスの感覚を
大きく揺らす出来事
だったんだと思います。

表面上は、
「大丈夫だよ」
「なんとかなるよ」
と声を掛け合っていました。

でも、家庭の空気は
少しずつ、
確実に変わっていきました。

おままごと

たとえば2人の晩酌の時間。

それまでは
「今日どうだった?」
「そっちはどう?」
と何気なく交わしていた会話が、
気づけばほとんどなくなっていました。

話しかけても
「別に」
「まあまあ」
「普通」
で終わる。

テレビの音だけが、
やけに大きく感じる夜。

最初は
「疲れてるんだよね」
「この状況だし、仕方ないよね」
と、自分に言い聞かせていました。

でも
なんとなく話題を選ぶようになったり、
機嫌をうかがうようになったり、
家の中で
そっと気配を消すような自分が
増えていきました。

お金の話も
将来の話も
子どもの話も

どれも触れたら何かが壊れそうで、
無意識に避けるようになっていた気がします。

その頃から
私たち夫婦の間には
はっきりとしたケンカではなく、
言葉にならない
「居心地の悪さ」だけが
積もっていきました。

後から思えばこの時点で、
もうかなり危うかったんだと思います。

でも当時は、まだ
「一時的なもの」「そのうち戻る」
と信じていました。

このあと、
あんな言葉を投げつけられる日が来るなんて、
想像もしていませんでした。

一番しんどかった時期のこと

公園で遊ぶ娘

夫は、時間に余裕ができたはずなのに
家事も、子育ても
ほとんどやらなくなりました。

むしろ、以前よりやらなくなった。

娘への接し方もどこか雑になっていき、
それを見るのがとてもつらかった。

そして私に向かって、
こんな言葉を言うようになりました。

「子どもを産んだんだから、もう女としての価値はない」
「そんなに働きたいなら、勝手にすればいい」

さらに、夜はお酒が増えていって
私は娘の夜泣きに対応しながら
横で「つまみが少ない」と怒られる。

今書いていても
ちょっと胸がギンと痛いです。

一番そばにいるはずの人から、
自分の存在価値を否定される。

その衝撃は想像以上に大きく、
心の奥に深く刺さりました。

モヤコロ
モヤコロ

それ、キレ案件では?
なんか、もらっとはらっとした空気、感じるよ。

完全に(笑)
当時の私、
怒る回路どこ行った?って感じでした。

わけ美
わけ美

なぜだかずっと、自分を責めていた(謎)

電灯

その頃の私は、
ずっと自分が悪いと思っていました。

「私が働きすぎたから?」
「私が前に出すぎた?」
「私が、夫のプライドを傷つけてしまった?」

仕事も頑張らなきゃ。
家のことも回さなきゃ。
子どもも守らなきゃ。

でも、
一番大切なはずのパートナーから否定される。

その矛盾の中で、
私は、自分を責めることで
なんとか踏ん張っていた気がします。

モヤコロ
モヤコロ

日記とか、詳細につけておくべきだったんじゃない?

ですよねー。
証拠、大事。(女は強いぞ)

わけ美
わけ美

最近になって、ようやく相談できた

当時はとにかく必死で、
「なぜこんなことになったのか」を
考える余裕すらありませんでした。

最近になって、
パートナーシップを専門にしている人と
知り合いました。

その人に
過去の出来事として、
夫とのことを
ふと愚痴のように漏らしたとき、
返ってきた言葉が、
思いがけないものでした。

「それ、起きた出来事そのものより、
 “無意識に選んでいる反応のしかた”が
  噛み合ってしまったのかもしれませんね。

お花

……反応のしかた?

正直、最初はピンときませんでした。

でも話を聞いていくうちに、
少しずつ、背中がぞわっとしてきました。

親の前や、一番近しい人との関係では

自分でも気づかないうちに、
昔から慣れ親しんできた
【関わり方】や【反応のしかた】を
選んでしまうことがある。

しかもその反応は、
幼少期の親子関係の中で
身についていることが多く、

いわば、
子ども時代に身につけた
「生きるための習慣」のようなもの。

大人になっても、
親の前や近しい人の前に立つと
反射的に出てきてしまう
「いつものやり方」

それは性格ではなく、
あの頃を生き延びるために
身につけた「自分なりの守り方」

「わけ美さんは
 先回りして察して
 我慢してれば安全だって思っていませんか?」

その一言で
頭の中に
いくつもの場面が
一気によみがえってきました。

……あ。
私、
夫の前だと、毎回、同じ動き方してる。

私の中にある「やっちまいがち」

木の枝

たとえば、

  • つい頑張りすぎる
  • ちゃんとしていないと不安
  • 本音を飲み込む
  • 我慢が当たり前
  • 「大丈夫です」が口癖

どれも、
自分を守るために
身につけてきた
大切な生き方だったんだと思います。

でもその反応が、
大人になった今の夫婦関係の中で、
知らないうちに自分を苦しめていた。

気づくと
また同じ反応
やっちまってるな…?
という感じで。

そう気づいたとき、
夫の見え方が少し変わりました。

モヤコロ
モヤコロ

性格じゃなくて
「やり方」の話なんだね。

そうそう。無意識で
毎回それやらかしてる!
ってやつ。

わけ美
わけ美

正しさではなく「構造」で見るようになった

湖を見つめる娘


あの頃の私たち夫婦は、
お互いに
「正しさ」で戦っていたような気がします。

私は、
「私の方が大変」
「私の方が頑張っている」

夫は、
「自分の価値が下がった」
「立場を失った」

そこにあったのは
善悪ではなく、役割と自尊心の揺れでした。

ここを
「構造」として見られるようになったとき、
私は、相手を責めるよりも、
自分を理解するほうに意識を向けられるようになりました。

今も、私はやっちまっている

わけ美
わけ美

いい感じに書いちゃいましたが、
私は今でも
この「いつもの反応」から
自由になれたわけではありません。

仕事に比重を置くことへの不安。
家事や育児の手を抜くことへの罪悪感。

「ちゃんとしなきゃ」を
なかなか手放せない感覚。

ふとした瞬間に、

「あ、また出たな、これ。」

と思うことは今もよくあります。

でも、
それに気づけるようになっただけで、
選び方は少しずつ変わってきました。

自動運転で反応するのではなく、

「今は、どうしたい?」

と、一拍おけるようになった。

それだけで、
人との距離感も、自分への扱い方も
だいぶ楽になった気がしています。

さいごに

朝焼けの空

この話、何というか・・・
なにかの「答え」を出したくて
書いたわけではありません。

ただ、
同じように踏ん張ってきた人と
「あるある」を
そっと共有できたらいいな、
と思いました。

もし、
夫の前に立ったとき無意識で出てくる
いつもの自分の「やっちまう態度」を、
少しだけ眺めてみたくなったら。

そのときに、
この話を思い出してもらえたら嬉しいです。

モヤコロ
モヤコロ

先週も子ども置いて飲み会に行く時
オットに謝ってたよね。
そこはありがとうでしょ!

はい、つい…
安定の通常運転です。

わけ美
わけ美
モヤコロ
モヤコロ

知っててやるのと、知らずにやるの、
全然ちがうけどね。
オットもわけ美も、あの頃とは変わったなぁ…

それ!
せめて、やらかしのオート運転は
解除できた気がする。

わけ美
わけ美

ちょっと便利なツールをおすそ分け

取次屋の飛び道具

やっちまいがち親ムーブ診断

親との距離感って
正解がなくてむずかしい。

だから私は
いったん「自分側」を整理するところから
始めています。

そのとき使っている
小さなツール、置いておきます。

わけ美
わけ美
家族のおしゃべり代行
Profile
家族との会話に、疲れやもどかしさを感じている方のために、おしゃべり代行をしています。 大阪芸術大学放送学科卒。司会、ヘルプデスク歴15年ほど。好きなものは、舞台鑑賞と着物と豚汁。
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